« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »

2007年11月

2007年11月28日 (水)

とっさのひとこと

お客様を案内するときに 「まだ新人です。」と自己紹介すると、

「あらっ、じゃああんまり説明してもらえないわね!」と団体ツアーの中の50代後半の女性にすかさず言われました。

また別のグループでは、やはり年配の女性から「頑張ってね!」と声がかかりました。

前者の場合、私も言われて「!」となりましたが、そこは笑顔で「頑張ります!」と答えました。 説明箇所ではポイントをはずさないように留意したし、あとあとまで「やっぱり新人だったわね」と言われぬよう出来うる限りのことはしました。 そのおかげか、その団体幹事の方からはチップまでいただきました。  たったひとことで、その団体の中のその人の位置関係(お局様?)や、それに対して誰も反応しなかったことから、他の皆さんもかなり引いておられるんだなぁと直感しました。 

後者の「頑張ってね!」には、私も気分良く「はいっ!」と答え、さっと和み易い空気が流れました。 心底“おもてなし”の心で接することができたのは言うまでもありません。

同じ女性として、私もいつも後者のようにありたいなと思いました。

というのも、家族やごくごく親しい友人の前では、本音でスバリと言ってしまうことがあるのです。 先日も「そんなに言葉で切り捨てるな!」と(笑いながらも)注意されました。 言われてみれば確かにそうでした。 本音で言える間柄だからこそ、そういう言葉も出るのですが、反省しました。

仕事も友だちも誰一人いないこの地に来て、一年。 閉じこもることもなく、自分からあちこち人中へ出て行き、自分なりに精一杯振る舞ってきたつもりです。 いろんな新しい発見があり、興味や関心もどんどん広がり、毎日楽しく過ごしてきました。 でも突っ走りすぎてホントいうと、ちょっと疲れてるかな !?

「親しき仲にも礼儀あり」か・・・。 なんだか、今日は妙にこの言葉が身に沁みます。

肩肘を張る必要もないけれど親しき仲にも礼儀と感謝 (爽)

---

10月後半から11月上旬にかけての記事がまだ書きかけになっているものが10本近くあります。 おいおい編集します。 なお、下書きの状態になっているものは編集後公開しても日にちとしては今より古い記事としてアップされます。

| | コメント (2)

2007年11月26日 (月)

鳥屋ノ森山(457.2m)

来週、鳥屋ノ森山を登るウォークにサポートの一員として同行するので、今日はその下見に行ってきました。

朝、集合場所に車で向かっていると携帯電話が鳴りました。 メンバーからの緊急連絡かと取ると、「そんなにトロトロ走ってると、後ろの車に追突されるぞ! もうジャマでかなわん。(笑)」とスピード狂の知人からの電話でした。

鳥屋ノ森山は457.2mとそんなに高くないのですが、けっこう短いアップダウンが続き、片側崖で道幅30cmもないようなところもありました。 初心者の私がどの部分にどのくらいの時間を要するか、といったことも下見ではかなり参考になったことと思います。

この間から見つけたら拾ってきているシイの実も落ちていました。 シイの種類もいくつかあるらしく、黒っぽく丸いのが一番それだとわかりやすいです。 今まで実だけ落ちているものしか見たことがありませんでしたが、ここでは、外側の皮(殻?)がついたまま落ちているものが多かったです。 ちょうど殻つきピーナッツのような感じです。

シイの実を拾い出すと、視線がついつい下ばかりに向かってしまいます。 先日本宮で拾ってきたのをフライパンで炒ると甘くなるというので、やってみて少し食べてみました。 あとでゆっくり食べようとそのままフライパンに入れたままにしておいたら、固くなってしまっていて歯が立ちません。 それで、見つけたらもう一度炒って食べてみたいと思っていたのでした。


Dsc00543 Dsc00544






登リ口から頂上まで2時間20分ほどかかりました。 頂上の三角点のそばには紀州わらじの会の立て札もありました。 見晴らしもまあまあでした。 そこでお昼を食べ、気になるシイの実拾いに時間を少しとってもらうべく、昼食休憩は短めで下り始めました。

下りになると、慎重すぎて足がなかなか前に出ません。 「そんなへっぴり腰だと余計にすべるぞ!」とメンバーからいつものように注意されますが、そう言われてもなかなか直るもんでもありません。 怖いものは仕方がありません。 下りも同じくらいかかりました。 何もつかむものがなく、足元の草木に手をかけようとしたら、「アリドオシ」(蟻でも突き刺すという棘がある)でした。

シイの実を拾い集める楽しさは童心にかえり時間忘れる (爽)

| | コメント (0)

2007年11月25日 (日)

植物に関心あり

同じ場所を何度か訪れていると、今まで気付かなかったところに視点が移ったりします。 このところ植物に関心があります。 東京で「ハンディ植物図鑑」なるものを買ってきましたが、持ち歩くにはイマイチで、結局携帯カメラで花などを撮っておいて帰ってきてから調べることにしています。

こちらに来るまでは、花の名前もごくごく一般的なものしか知らず、家の庭にある花木の名前もあまり関心なく過ごしてきていました。 古道を歩くようになり、自然と興味がわいてきたわけです。

最近(一週間以内)見たものでは、

Dsc00534 ← アキノキリンソウ (高野坂の近く)





Dsc00535 ← アンデスの乙女 (高野坂の近く)





Dsc00538 ← くちなしの実 (徐福公園内)





Dsc00539 ← これは何でしょう? (徐福公園内)





Dsc00540 ← 万両 (徐福公園内)





Dsc00541 ← 天台烏薬の実 (徐福公園内)





Dsc00521 ← 一両(アリドオシ)? (小雲取越)




足元の小さな花にも命あり愛しく思う今日この頃か (爽)

| | コメント (2)

花の窟と高野坂

11/20 母の友人が兵庫県から来ていて、熊野古道を案内してきました。 どこに行きたいか希望を聞いたら、「花の窟」と「高野坂」でした。

10時に家を出発して、まず「花の窟」に向かいました。 平日なので前の土産物屋はお休みでした。


Dsc00524 Dsc00523 ← あまり気付かなかったけれど、こんな道標があったんですね。


新宮に戻り、速玉大社の河原家横丁で2人に新宮曼荼羅の絵解きを簡単にしてあげました。 母は他のガイドの方の絵解きを聞いたことがあるのですが、その友人はまったく初めてでした。 もともと新宮出身なので曼荼羅にある名所はご存知なのですが、いわれとか、そのつながりなどを興味深く聞いてくださり、「話がすーっと耳に入り、すごく良かった。」とのことでした。

先日も新宮市内を「温故知・新宮」ウォークの直後に、先輩ガイドの方の絵解きを聞いたときにも、評判良かったのです。

今まで、熊野比丘尼の格好をして人前で絵解きをするのはあまり好みではなかったのですが、今回の母の友人の感想を聞いて、私も考えを改め、勉強する気になってきました。


逃げていた比丘尼姿の曼荼羅の絵解きもまんざらではないと知る (爽)

| | コメント (2)

小雲取越

11/19 小雲取越を歩いてきました。 

初めて歩いたときは雨でした。 2度目は万才峠から百間ぐらに出て半分ほど歩いただけです。 そして今回がやっと雲一つない快晴でした。


Dsc00515 ← 百間ぐら
逆光なのでうまく撮れていませんが・・・。
向こうに見える山並みの一際とがった山が「野竹法師」です。



Dsc00520 ← アサマリンドウがまだ咲いていました。




ヤッホーポイントは気付かずに通り過ぎてしまい、ツアーの後ろの方を歩いていた人たちの「ヤッホー」の声で、「しまった! 私もヤッホーと試してみたかった!」と思ったのでした。

次ぎの「歌声ポイント」では、ちょうどそこで休憩になり、ツアーの年配の男性たちが何か知らない歌を歌いはじめました。 昔の歌謡曲なのか、あまり聞いたことのない曲でした。「歌いたい方はどうぞ」と言われ、どのくらい響くものなのか歌ってみたいけど、人が多すぎるし、とちょっと遠慮しながら待ってました。 まだゆっくりベンチに座ってお茶を飲んだりしている人が残り10名くらいになったのを見計らって、「ちょっと歌ってもいいですか?」と声をかけてから歌い始めました。 

1曲目は“千の風になって”。 拍手をもらい、「まさかここでこんな歌を聴くとは思わなかった。」と口々にいわれ、調子に乗って2曲目“熊野古道”。 「もしかして“Ombra mai fu”なんてリクエストしたら歌ってもらえますか?」と聞かれ、「いいですよ。歌いましょうか?」とそれが3曲目。

確かにその場所は木々に囲まれ、声も全方向に散ってしまわずに少しは滞留しているようです。 もっと人数が少なければ、歩きながら響きのいいポイントを探せたのですが・・・。

晴れ渡る小雲取越道すがら歌声響きまた晴れ渡る (爽)

| | コメント (2)

2007年11月18日 (日)

中辺路(小広峠~発心門王子)

今日のコースの大部分、小広峠から船玉神社近くの赤木越分岐点までは、初めて歩きました。

新宮市歩け歩け教室の今期2回目です。 参加者は75名、バス2台です。 小広トンネルの横道を入っていき、41番道標からウォークスタートで、62番道標がゴールです。 スタート地点のトイレが2つしかなく、女性参加者が半数以上占めているので、ずらっと並んで待ち、出発までに時間がかなりかかりました。

草鞋(わらじ)峠、岩神峠、三越峠と三つの峠越えです。 女坂の下りで、列の後ろの方を歩いていた人たち5人が、いきなりハチに手を刺されました。 地蜂(?)だったようで、手袋の上から刺された人もいます。 指導員の方が、応急手当をされたそうです。

仲人茶屋跡を過ぎたあたりで、別の団体に出会いました。 昨日知人がほぼ同じルートを30名ぐらいで歩くと聞いていたので、この人たちがそうかなぁと知人の姿を探しましたが、見当たりません。 それに人数も十数名で、また別の団体なのかしらと思っていました。

蛇形(じゃがた)地蔵のところで休憩していると、別の知人にばったり会いました。 先ほどのグループでした。 車8台をスタート地点とゴール地点に置いてきたそうで、もう一人の知人も同じグループで、車を置きに行っていてあとから合流するとのことでした。

51番道標あたりの広場で昼食となりましたが、小雨が降りだしてきてちょっと寒かったです。 上着とウィンドブレーカーを着てもまだ寒かったです。 

三越峠で急な上りや下りがありました。 でも音無川に沿って歩くのは少し紅葉している木もあり気持ちよかったです。船玉神社あたりにはシイの実がいっぱい落ちていました。 昨日大辺路で拾ってきたのはほんの少しだったので、フライパンで鋳るにはもっと欲しいなぁを思っていたところでした。 一つ、二つと拾い出すとやっきになり、黒っぽく光って見える実が、ココにも、あっココにも、と目に入ってきて止まりません。

ココだよとシイの木の実が光ってる獲って獲ってと言ってるように (爽)

Dsc00505 Dsc00508 Dsc00509

| | コメント (2)

2007年11月17日 (土)

大辺路(浦神~那智勝浦)

ブログ記事 やっぱり溜めてちゃだめですね。 ためていいのはお金だけかな。 借金は別です。 仕事に宿題、ストレス、脂肪、もダメですね。 忙しすぎると、どこかにしわ寄せがきてしまいます。 “しわ寄せ” じゃなく “しあわせ” ならいいんですけど。

今日は、7月からずっと続いていた「大辺路語り部研修」の最終日でした。 浦神から那智勝浦までの区間十数キロを歩きました。 浦神峠、市屋峠、二河峠、駿田峠と70~100m程度の峠を4つ越えて行きます。 湯川までは以前に一度歩いていますが、そこから那智勝浦までの道は、今回初めてでした。 駿田峠は他の3つの峠に比べると、道幅も余裕があり、急な上り下りもなく、歩き易い道でした。 まだ観光客が歩くことは少なく、地元の人たちのグループのハイキングなどに時たま使われる程度のようです。 それでも地元のボランティアの人達の手で道は整備されており、川にも橋が架けられています。

Dsc00461  ← 補陀洛山寺(ふだらくさんじ)
ゴール地点に車を置き、他の参加メンバーの車に乗せてもらい、スタート地点にまで移動しました。 紅葉がきれいでした。



Dsc00462  ← 補陀洛山寺境内にある道標
「左ふだらく山」とあります。








Dsc00463 Dsc00464  ← 振分石
大辺路、中辺路、伊勢路に向かう分岐点をあらわしています。




Dsc00465  ← 海蔵寺からすぐ近くにある炭焼き小屋
前回のときはちょうど窯が開いていて炭焼きをしているのが見え、火の持つ尊さを感じたものでした。 後ろに並んでいるのがウバメガシの木で、備長炭になる木です。 窯の中でもあのように立てて置くそうです。


Dsc00466  ← 芭蕉の木
大きな木に、大きな実のようなものがぶら下がっており、みんなで見上げました。 バナナ科だそうです。 実のようなものの後ろには青いバナナのようなものも見えました。


Dsc00467 Dsc00468  ← 左が弘法大師の像、右はお地蔵さん
大原神社を過ぎたあたりにあります。 もう少し歩くと大泰寺。



Dsc00470  ← 大泰寺境内で見た黄千両。




Dsc00471  ← 十三代亀山城主のお墓
このあたりから初めて歩く道です。








Dsc00472  ← 湯川神社




Dsc00473  ← お地蔵さん




Dsc00474  ← 掘割




Dsc00475_2  ← 駿田峠から見る勝浦の町




Dsc00476  ← からたちの木
初めて見ました。 「からたちのとげは痛いよ」と日本歌曲にもありますが、すごい棘です。 実が生っていました。



Dsc00478  ← 天満神社の前にありました。








Dsc00479  ← 那智の海





Dsc00480  ← 渡海上人のお墓はここにあったそうです。




Dsc00481  ← 那智駅前にある山口熊野(ゆや)氏の頌徳碑
紀勢本線開通の功労者




Dsc00483  ← 左はシイの実、右はからたちの実
シイの実は黒っぽく、食糧難の頃には食べたそうです。そのまま皮を剥いても食べられますが、フライパンで炙ると甘みが増すそうです。
からたちの実も食べてみました。 種がいっぱいでかなり酸っぱいですが、食べられました。


山に生(な)る実まで拾って食べるとは今やすっかり田舎の子になり (爽)

那智駅の近くの裏通りを歩いていたときのことです。 自転車で通りがかった小学4年生くらいの女の子に、よそ見をしながら歩いていた年配の参加者がぶつかりそうになりました。 「あっ、ごめん」とその方が言うと、女の子がぽつんと極めつけの一言、「何の集団やろか?」

| | コメント (2)

2007年11月16日 (金)

熊野本宮展

さて、今日は和歌山県立博物館で開かれている世界遺産登録記念特別展 『熊野本宮大社と熊野古道』 に母を連れて行ってきました。

つい先日も和歌山に行く用事があったのですが、ちょうど月曜休館日で、今日はわざわざこの特別展を見るために出かけたのです。 和歌山までというと、だいぶ通い慣れてはきましたが、それでも遠いです。 11/11に開通した阪和自動車道 「南紀田辺IC」 ~ 「みなべIC」 を通ってきました。 5.8kmの区間延長により、料金は300円プラス(来年3月まではその半額割引)、時間は約15分のマイナス(短縮)となりました。 11日夕方に通った友人によるとかなり渋滞していたようですが、今日のところは空いていて気持ちよかったです。

ナビ画面道なき道にちびちびと走行線が伸びていき (爽)

県立博物館へは「和歌山」で下りてから約3km。 前にも一度行ったことがあるのですぐ分かりました。 ただ、駐車場料金の高いのが難点。 割引をしてくれますが、それでも600円要りました。 特別展はどうだったかというと、お客さんが少なくて(3組の夫婦があとさきにいただけ)、音声ガイド(200円)を聞きながらゆっくり見れました。 車の運転で3時間も座っていたのが、今度は立ちっぱなしの姿勢で、館内もちょっと寒く疲れました。

| | コメント (2)

車で古道(滝尻王子~)

11/13 母を連れて熊野古道を少し歩きました。 「車でポピー」ならぬ「車で古道」の第二段です。 母には発心門王子~本宮までを歩きとおすことはできないので、王子だけを車でひとつひとつ回ったことがあります。

今回の一番の目的は、中辺路の代表的なポイントである牛馬童子を見せてあげることでした。 道の駅「中辺路」から牛馬童子まで歩けるかどうか、今までならちょっと無理かなと思っていたのですが、このところ母もウォーキングを始めて、ほぼ毎日買い物がてら5km程度歩いているようです。 それで、ゆっくり歩けば大丈夫かなと行ってみることにしたのです。
  
まずは、滝尻王子の駐車場に車を置いて「古道館」へ入ってみました。 駐車場からそのまま遊歩道を通って歩いて3分くらいです。 滝尻に来た時にいつも中がどんな様子なのか気になっていたのですが、なかなか時間の余裕がなく今まで入ることがなかったのでした。 思っていたより広く、展示物や食事もできるスペースがありました。

それから滝尻王子へ。

滝尻王子の前のお土産屋さんで買ったみかんが温州5個で250円と少し高かったけれど、殊の外美味しかったです。


Dsc00448 ← 「はぶ茶」にするハブソウ
豆の中に茶色い実が入っています。 番茶にこの実を少し混ぜるといい色になります。 味はちょっと独特で多少好き嫌いがあるかもしれません。


Dsc00451 Dsc00450 Dsc00449 ← 「福定の大銀杏」
樹齢400年とありますが、もっと長いのじゃないの?と思うくらい大きいです。 御坊市からも見に来ていた人がいました。






そして、車を道の駅「中辺路」に停めて、牛馬童子まで歩きました。 通常片道15分といいますが、母の足では、倍くらいかかりました。 時間かけると私にはそれだけ遠く感じられました。

戻るときには、語り部さんが同行しているツアーの団体さんがいました。 松葉が普通二本になっていますが、ここには探せば3~6本のものまであると聞き、私も4本のものを見つけました。

それからまた車で移動して近露王子。 林道(?)を通り野中の清水へ。 近くの駐車場へ車を置き、継桜王子、秀衡桜。


Dsc00456 ← 「野中の一方杉」








Dsc00459 ← 近くの民家の庭先に咲いていた「サフラン」








朝10時頃に出て、家に着いたのが夕方6時頃でした。

中辺路の名だたる王子巡りては往時を偲ぶ「車で古道」 (爽)

| | コメント (0)

田辺セミナー

11/11 きのくに県民カレッジ講座として、田辺市にある県教育センター学びの丘でセミナーがありました。 「紀南の魅力再発見~豊かな資源を活用して~」というタイトルで、山本殖生氏による那智参詣曼荼羅の絵解きの実演と4人のパネリストによる「語り部さんたちと語る、紀南地方の魅力」というパネルディスカッションの構成でした。

いつものように早めに家を出たら、時間の余裕がありそうなので、和歌山方面に行くたびに気になっていた「稲葉根王子」に寄ってみることにしました。 すぐ前に駐車場があるのに閉まっていて、20mほど先の道路の横に置いて歩き出すと、王子の隣の御宅に警戒ブザーのような音が鳴りはじめ、私の車をそこに置いたことと関係があるのかないのかわからないままに、稲葉根王子を見てきました。数分で戻ってきたときにもまだ鳴っていたので、やはり私の車のせいだったかもしれません。


Dsc00439 ←岩田川(現、富田川)の水垢離場跡




Dsc00440 Dsc00441 ←稲葉根王子跡










さて、学びの丘でのセミナーですが、

山本殖生氏の絵解きは、何度か拝見しています。 比丘尼の格好をされて、山本流話術で観客を絵解きの世界へ引き込むのは、いつもながら上手いものです。

パネルディスカッションでは、語り部の後継者不足という面に触れられたパネリストがおられました。定年を向かえ、いざ語り部の組織に入ってみると、語り部としての勉強をしても、全体に入る仕事量が少なく、一人一人には思うように仕事が回ってこず、収入といった面からみると、どうしても他に移らざるをえなくなってしまうそうです。比較的年配者が残り、若い者が出て行くというパターンを繰り返すことになります。

私などもそうですが、ボランティアだけでは食べていけませんからね。精神は持続したいと思っても現実には難しいです。


最後に質問コーナーがあり、一人質問されたあとは、他に手を上げる人もなく、それならそれで終わればいいのに、なんと私、当てられました。宝くじに当たるのならともかく、手も上げていないんだから、当てる必要なんかないのに・・・。先ほど現役語り部さんの方は、会場にどのくらいいるか?と聞かれたときに正直に手を上げたものだから、それを司会者が見ていて、「現役語り部さんとして何か?」と突然振られてしまい、何も考えていなかったので、といって、「何もありません。」とつっけんどんに答えるのもはばかられ、仕方なく、ドギマギしながら話しました。エージェントにおける、コースの取り方や時間配分の考え方と、実際にガイドする側からのその調整の在り方などについて、自身のガイド経験からの報告といった形で話しました。

質問といわれて突然指名されそれはないよとしぶしぶ話し (爽)

人ごとと思わずいつも自分ならと考えてみる何事もみな (爽)

| | コメント (0)

20名のガイド

11/10 速玉大社と高野坂を初めてツアーのお客さん20名を連れて行きました。 速玉大社での待ち合わせが14時半の予定でしたが、バスは15分遅れて到着しました。

天気予報では雨でしたが、午前中はなんとか曇りのままで、バスの到着寸前から小雨がぱらつきはじめてしまいました。 大降りにならないうちにと上だけカッパを着て、下はスパッツだけつけておきました。

予定通りに正面の鳥居のところでお客さんをバスから降ろしてもらい、太鼓橋から進みました。 ナギの木やご神宝館についての説明の後は、本殿前で神職さんにお話をお願いしました。 

高野坂まではバスに私も乗せてもらい移動しました。 途中、右手に見える神倉神社や熊野三山の話など、マイクを持つとひとりでに饒舌になってしまいました。 広角のバス停で降り、熊野古道の看板のあるところから階段を上ります。 高野坂入り口までは初めて歩く人にとっては少し長く感じられるようです。

スタートが15分遅れた分をそのままずらすわけにもいかず、高野坂は説明するポイントをしぼり、休憩時間も短めにして1時間で歩きました。

団体ツアーの場合、次の予定が詰まっており、ガイド終了予定時間は厳守するように言われていましたが、ゴール地点へ5分前には着くことができて、ほっとしました。

ケガもなく制限時間にゴールへと導くことが最低ライン (爽)

| | コメント (0)

万才(ばんぜ)峠

11/4 志古から万才峠を通り、如法山に登り、そして百間ぐらに下り、小和瀬に向かうルートです。

Dsc00411 ← 志古から山に入ると、狩猟解禁になっていて犬を連れた人たち数組に会いました。 間違って撃たれないか、な~んてどきどきしながら歩きました。


Dsc00412 Dsc00414 Dsc00415 Dsc00416








Dsc00418_2 ← アサマリンドウ





Dsc00421 Dsc00422 ← 如法山山頂 登ったのはいいけれど下りる道がわからず、半作嶺の二の舞でした。 「こんなとこ、下りるんですか!」なんて私ひとり言っても、道がわからないものは仕方ないといった顔のリーダーに続くしかありません。 他のメンバーは、これくらい散歩みたいなもんだとばかり、やけに嬉しそう。 シダが生い茂る急斜面を横切っていきますが、足元が全然見えず、朽木の上を一歩ずつ恐る恐る前に出しながら進んでいきます。 「こんなところに蛇がいたらどうするのよ。」と聞きたいけれど、そんなこと言って本当に蛇が出てきたら怖いし、と、ヒヤヒヤします。 まあ、歩くというより仕方なしに足を前に出しているだけです。 そうしなければ、ここから抜け出せないわけですから。

Dsc00424_2 ← それでも、アサマリンドウの花を見つけるとほっとします。





Dsc00426_2 ← なんとか百間ぐらに到着しました。





Dsc00427 Dsc00428 Dsc00430






Dsc00431_2 ← 今下りてきた如法山です。




Dsc00432 ← 茶屋跡からの眺め





ひっそりとアサマリンドウ咲いている一つ二つも群生も良し (爽)

Dsc00434 Dsc00433_2

| | コメント (0)

天川みたらい渓谷

11/2 天川みたらい渓谷

天川みたらい渓谷は新緑の頃と紅葉の季節の美しさは近畿一とも言われるほどだそうです。 天川川合からしばらく舗装道路を歩いていくとみたらい遊歩道の入り口があります。
まだちょっと早く、もみじの赤が少なかったですが、紅葉だけでなく吊り橋や滝もあり、7キロくらい歩きながら渓谷美を堪能できました。


Dsc00354 Dsc00355 Dsc00365 Dsc00366 Dsc00368 Dsc00371 Dsc00379 Dsc00381 Dsc00383 Dsc00386 Dsc00387

母の病気のことを知っている人に「お母さんの具合はどう? 一緒に連れてきてあげれば良かったのに。」と言われましたが、こんなに長い距離も、またこんなに速いペースではとても歩けません。 今回もバス2台で、参加者は60~70歳代の方が多いのですが、皆さん山歩き歴数十年という方ばかりで、歩くペースはかなりのものです。

吊り橋をいくつも渡り歩く道赤や黄色の濃いのを探し (爽)

| | コメント (0)

久々の東京

10/27~31に東京に行っていました。

10/27 東京へはほぼ一年ぶり(正確には11ヶ月ぶり)になります。 本当は出来たら3ヶ月ごと、少なくとも半年に一回は行きたいと思っていましたが、やはり先立つものを考えるとおいそれとは行けなく、今回やっと東京で熊野学フォーラム(新宮市主催)があるのをきっかけに思い切って出かけることにしました。

深夜バスに乗るのも初めてでした。 その日は朝から大辺路十数キロを歩き、夕方家に戻り新宮8時に出発でした。 (乗り物)酔い止めの薬も飲み、ぐっすり眠れるかと思いきや、ほとんど眠れませんでした。 バスにもトイレは付いているのですが、数時間置きにサービスエリアでトイレ休憩があり、その度に女性乗客のほぼ全員がそちらに行きました。
東京へは朝6時過ぎに着き、お昼までは自由行動でした。 上野の国立博物館で開催されていた『大徳川展』を見に行きましたが、日曜日ということもあり、人、人、人で思うようには見れませんでした。

午後からは明治大学アカデミーホールで「熊野学フォーラム」に参加しました。 新宮からバスで一緒だった踊りの人たちによる「新宮節」も良かったです。 これも私は聞くのも見るのも初めてでした。


Dsc00298  ← 新宮曼荼羅の絵解きをする平成の熊野比丘尼

翌29日は千葉県袖ヶ浦市で開催されていた「房総と熊野展」を見に行きました。 月曜日は休館日でしたが、新宮から行った私たちのために開けてくれていて学芸員の懇切丁寧な説明付きでした。

それから私はツアーから離脱して、東京モーターショーを見に行きました。 こちらも開催二日目でかなりの人出でした。 熊野古道を歩くのの半日コースくらい歩いたかな。 まずは布製エコバッグ(200円)を買って、もらったパンフレット類を入れながらいきます。 特別どの車を見たいということもないのですが、前回の会場雰囲気が良かったので、またそれを味わいたかったのです。


Dsc00332 Dsc00335 Dsc00348 Dsc00350






30日は銀座界隈をぶらぶら。 お昼は築地の大和寿司に行ってみました。 場所もなんとなく覚えていました。

Dsc00351 有楽町駅前の交通会館内にある和歌山県のアンテナショップ「わかやま喜集館」にも入ってみました。 ときどきここで熊野古道の魅力などのセミナーも開かれるます。 和歌山を代表する特産物が種類も豊富に並んでいました。 ここには北海道、秋田、富山のショップもありました。

Dsc00352 銀座のデパート2軒ほど見てまわり、来年の手帳を買おうと伊東屋を探しているうちに、キルフェボンが近くにあることを思い出し、お土産にクッキーを買い込みました。 「こんなに小さかったかな?」とビルに谷間にやっと伊東屋を見つけ、手帳売り場に行ってみると、結構人が入っています。 さんざん見てまわり、結局、たかはしの手帳に決めることにしました。 前に「手帳は高橋」という新聞記事を見たことがあり、手頃で使い易そうなのですが、色がイマイチ。 その色しかもう残っていないのです。 ちょっと目立つかな、どうしようと考えているところに、「私も手帳は最近ずっとたかはしに決めてるのよ。 使い易いしね。」なんて声が聞こえてきました。 それで私も決めてしまいました。

携帯できるような小さめの植物図鑑が欲しいと思っていました。 夕方薄暗くなってきていましたが、明日は帰るので買うなら今日しかありません。 丸善へ行ってみることにしました。 ここでもまあ小一時間探して決めかねていたら、同じ売り場にいた男性客(おじさん)に「何を探してるんですか?」と声をかけられました。 持って歩けるような植物図鑑と言うと「それならこれがお薦めですよ。 ちょっとかさばるけど(一応ハンディタイプとなっている)、たいがいのものは載っていますよ。 あまり小さい(薄い)のだったら、載ってないものもあるので、役に立たないですよ。」 それもそうだなぁと、お薦めのその本に決めました。

31日は朝10時過ぎの新幹線で名古屋まで行き、そこから乗り換えて夕方暗くならないうちに家に着きました。


灰色の山にとかい(たかい)と鳴きながら舞う鳥たちの紙幣の翼 (爽)

| | コメント (0)

2007年11月15日 (木)

高野山

10/24  紀州語り部の会の研修で、慈尊院、丹生官省符神社、勝利寺、紙遊苑を見学して、午後からは、高野山町石道の180町石から166町石まで歩きました。

Dsc00264 Dsc00265 Dsc00269 Dsc00271 Dsc00273 Dsc00275 Dsc00276 Dsc00277 Dsc00279 Dsc00281 Dsc00286 Dsc00289






写真は左上から順に、①~④慈尊院、⑤~⑥丹生官省符神社、⑦~⑨勝利寺、⑩紙遊苑、⑪コウヤボウキの花、⑫町石道166町石付近からの展望

町石道で、コウヤボウキの花を初めて見ました。

よく見るとコウヤボウキの白い花くるんくるんと巻紙のよう (爽)

| | コメント (0)

大辺路 仏坂の道普請

10/23 大辺路 “仏坂”の木製階段の劣化木の取替え作業が行われました。

Dsc00260  世界遺産センターの七滝氏の「文化的景観」についての講義を聞いたあと、専門家による作業方法の説明とその実演がありました。




Dsc00261 その後、数人ずつのグループに分かれて作業が行われました。 新しい材料はすでに現地に用意されており、参加者は取替え必要の目印として赤いテープがつけられている木の階段の「番線」をはずし、古い木や杭を取り除き、新しいものに換えていきます。

もともと、大工道具を使っての専門的な作業には、女性の私など何の役にも立てず、かえってジャマになるだけかとも思いましたが、“世界遺産マスター”として「道普請」を見学するいい機会だと思い参加しました。

Dsc00262 大辺路刈り開き隊のメンバーを見つけ、ちょっと手伝わせてもらいました。 古い階段を取り除いたあと、新しい木の太さに合わせて土を掘り下げ、「かけや」を使って杭を打ったり、そのあとまた石や土を入れて均します。

「私にもやらせてください!」と言ったものの「かけや」を持つだけでも重たくて、それにかけやの太さと杭の太さがほぼ同じくらいなので、あまり上から振り上げてもうまく当たるかどうか自信がありません。 ままごとのように恐る恐る振ったぐらいでは一回で1cmずつくらいしか杭が沈みません。 見るに見かねたおじさんたちが「代わろうか?」と言ってくれましたが、「時間かかるけどもう少しやらせてください。」 知人も「何事も勉強や。」と後押ししてくれました。 そのうち杭が動かなくなってきてしまい、「石に当たったのかな?」と知人が交代してくれました。

慣れた手つきの男性だったら、一回で6~7cmも杭がめり込みます。 見てて気持ちいいほどです。


ギャラリーを意識したのか渾身の「かけや」使いにやんやの喝采 (爽)

集まった方は60~70歳代の方がほとんどでした。 日頃からこういう仕事には慣れているようで、午後まで予定されていた作業も1時間ほどで終了してしまいました。 地域の皆さんの自分たちの世界遺産を守らねば、という意識の高さも知ることができました。

| | コメント (0)

中辺路(近露王子~小広王子)

10/22 近露王子~小広王子ウォークに参加してきました。

Dsc00212 Dsc00213 Dsc00214 Dsc00215 Dsc00216 Dsc00217 Dsc00220 Dsc00221 Dsc00227 Dsc00229




Dsc00231 Dsc00245 Dsc00247 Dsc00248 Dsc00249 Dsc00251